后疫情·视觉艺术|CAFA VAII全球连线系列专家访谈-八木春生

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后疫情·视觉艺术|全球连线系列专家访谈
VAII Global Connect|CAFA Visual Art Innovation Institute Expert interview Series

中央美院视觉艺术高精尖创新中心
北京纹样项目特聘专家  八木春生

八木春生
八木春生,毕业于日本成城大学,获博士学位,现任筑波大学艺术学系教授,博士生导师,长期从事中国佛教美术研究,调查了大部分中国石窟寺及各地藏佛教造像。曾留学瑞士和北京大学。他作为日本学界研究中国佛教艺术最突出、成果最丰富的学者之一,在日本《佛教艺术》、中国《敦煌研究》等刊物发表了大量研究中国佛教美术史的论文,出版专著有『云冈石窟文様论』(法蔵馆,2000年)、『中国仏教美术と汉民族化』(法蔵馆,2004年)、『中国仏教造像の変容』(法蔵馆,2013年)等。他是麦积山石窟艺术研究所与筑波大学合作麦积山石窟环境与保护项目日方代表,任《麦积山石窟环境与保护调查报告书》(文物出版社,2010年)副主编。
八木春生教授的研究几乎遍及中国北方以及南方地区的佛教石窟、造像等,其研究重在佛教美术的样式论,其所在的学科领域成为当今国内外佛教美术研究的主流,受到欧美及台湾地区佛教美术研究者的推崇。他通过样式论的方法,进行不同地区佛教美术的对比研究,从而解决年代、分期以及各佛教美术文化圈之间的关系与交流的研究。


中央美院视觉艺术高精尖创新中心 :请您谈谈疫情发生到现在您的工作进展及成果,您的生活和工作有哪些变化?
新型コロナウイルス爆発的な感染が始まってから、貴方の生活と仕事はどのような変化があると思われますか?そして貴方の仕事の最新情報と成果についてお教えください。


八木春生 : 从去年4月开始的一整年期间,工作的大学改为了线上授课,我基本在家进行线上授课,然后就变成了书写论文的生活。虽说从今年四月重新开始了面授课,但根据第三次紧急事态宣言的公告,再回到线上授课的可能性很高。我认为和自己的学生每周只进行两次线上讨论是很不足够的。虽然对于回中国之后回不了日本的留学生来说,网络教学是一个优点,但还是强烈地感受到了与学生面对面,一边看着脸一边进行讨论的重要性。
昨年の4月から1年間、勤務先の大学では、オンラインの授業となり、基本的に家で授業、そして論文を執筆する生活となった。今年度は4月から対面授業が再開したが、3度目の緊急事態宣言により、オンラインの授業にまた戻る可能性が高い。自らの学生とも、オンラインでの週2回のゼミしか行えず、十分ではないとの印象を持っている。中国に帰国して戻れない学生も、オンラインでゼミに参加できるのは利点であるが、やはり対面で、学生の顔を見ながらゼミを行うことの重要性を痛感する。

在研究方面,因为不能前往海外进行调查,因此我根据迄今为止调查过多次的遗迹,使用积攒的资料,撰写了几篇论文。也做了少许关于云冈石窟第二期储窟的总结工作。在这一年中,我重读了云冈石窟前人的研究,也正在使用《云冈石窟》(科学出版社东京、国书刊行会出版社)和《云冈石窟全集》(青岛出版社)这两本新出版的书刊进行了自己的研究。
研究方面では、海外調査を行うことができず、そのためこれまで何度か調査した遺跡について、蓄積した資料を用いて、論文を何本か執筆した。ちょうど、雲岡石窟第2期諸窟について、まとめようと考えていたこともあり、この1年は、雲岡石窟の先行研究を読み直し、『雲岡石窟』(科学出版社東京、国書刊行会)や『雲岡石窟全集』(青島出版社)などの新たに出版された資料を用いることで、自らの研究を進めて行った。

尤其是《云冈石窟全集》(青岛出版社)这本书里刊登了许多平常看不到的高处佛像和一些从来没有出现过的特殊角度的佛像照片,从中得到了很多有益的新信息与想法。此外还发表了两篇论文,之后有两篇论文等待刊载。此外,预计今后对四川地区进行的研究也将以迄今为止进行过多次调查的广元千佛崖摩崖造像龛为开始,在进行巴中等地区的研究。
特に『雲岡石窟全集』(青島出版社)は、見ることの出来なかった高い場所の像や、これまでにない角度の写真が多数掲載され、そこから新たな情報や着想を得ることが多く、非常に有益であった。2本の論文を発表し、後2本の論文は掲載待ちである。また、今後行う予定の四川地方についての研究も、これまで数度調査を行った広元千仏崖摩崖造像龕をはじめ、巴中地方などの研究を進めている。




因为上班通勤的时间减少了,所以确实增加了写论文的时间,但不仅仅是不能进行现场调查,而只能用微信或邮件与在中国的研究学者交换意见,这是一个非常大的障碍。如果以后还要持续这样的状态,真的会令我非常的不安。即使接种了疫苗,真的可以如当初一样进行调查吗,我每天对此深表疑惑。特别是否可以在小城镇乡村进行调查,无论对于我还是学生来说都是重要的问题,虽然很想找到脱离这种困境的方法,但是我还正处在没有找到答案的困惑当中。
通勤の時間がなくなり、確かに論文を執筆する時間が増えたものの、現地調査を行えないだけでなく、ウイチャットやメールなどでしか中国の研究者と意見交換を出来ないのが、大きな障害となっている。そして、今後、この状況がいつまで続くのかというのが、大きな不安としてあり、ワクチンを接種しても、本当に以前のように調査が行えるのか、疑問に思う毎日である。特に地方での調査を行えるかどうかは、私のみならず学生にとっても重要な問題であり、なんとか打開策を見つけたいと考えるが、その方法が見つけられず、困惑している。

佛教美术史的研究是要奔赴遗迹现场并亲眼观察佛像,然后再用身心感受遗迹周围地形和风貌才能更深刻地去理解。积累到今天的内容也会在不久的将来耗尽,此外还有很多错想,因此现场调查是不可或缺的,只希望能早日结束现在这种被困的局面。
仏教美術史は、遺跡に赴き、自らの目で造像を見て、またその周囲の地形、風景を体感することで、理解を深めてく研究である。これまでの蓄積は、近い将来枯渇するであろうし、また思い違いも多く、そのため現地調査が不可欠である。1日も早い終息を望むばかりである。



以下是2020年和2021年发表的论文。
1.八木春生《云冈石窟第十一窟的建造》刊登与《艺术史研究》23中山大学艺术研究中心93-134页,2021年。
2.《关于云冈石窟第十一窟和第十三窟的建造结构》刊登于《中国考古学》第18号154-172页,2021年。
3.八木春生《四川广元千佛崖武周至开元时期佛教造像研究》刊登于《敦煌研究》2020年2月,34-48页。
以下が、2020、2021年に発表した論文である。
1、八木春生「雲岡石窟第11窟的営建」『芸術史研究』23 中山大学芸術史研究中心、93-134頁、2021年
2、八木春生「雲岡石窟第11窟と第13窟の造営について」『中国考古学』第18号 154-172?頁、2021年
3、八木春生「四川広元千仏崖武周至開元時期仏教造像研究」『敦煌研究』2020-2、34-48頁






中央美院视觉艺术高精尖创新中心 :您认为视觉艺术领域有哪些新的变化?
ビジュアルアートとデザイン領域にはどのような変化があると思われますか。

八木春生 :  因为不是视觉艺术和设计领域的专家,所以回答不了相关问题。如果讲到美术史研究方面的话,我可以想像到以后在线上举办学术会议的机会会增加。但是,我曾受邀参加过两次线上会议,虽然准备并提交了ppt,但是第一次是由于被拒绝外国人参加线上会议,第二次是由于延期了会议,所以我并不能都参加,对于我个人来说,思考更多的是今后应该如何去应对这种情况。

ビジュアルアートとデザイン領域については、専門外なので回答できない。美術史研究の面で言えば、学術会議が今後、オンラインで開催される機会が増えると考えられる。しかし、私は2度会議の招聘を受け、パワーポイントの準備、提出を行ったが、1回目は外国人のオンラインによる参加の中止、2回目は延期と、必ずしも参加できず、私個人としては、今後どのような対応をすべきか考えることが多い。

日本国内的学术会议也仅在线上开,现在的倾向是虽然以前没有参加过的,但是在线上的话可以参加的人增加了。此外,选择线上的人认为可以更好地看ppt等。但是,由于转播的过程中因为一些状况导致中断和无法听到声音之类的故障使它并不完美。还有一个问题是不能举办线下的讨论会,研究者之间失去了交换意见的地方。
日本国内の学会も、オンラインによってのみ開かれていて、これまで参加しなかったが、オンラインであれば参加できるという会員が増加している傾向にある。また、オンラインの方がパワーポイントの画像がよく見えるなどの意見もある。しかし、伝播の状況で途中で途切れることや、声が聞こえなくなるなどのトラブルもあり、完全ではない。懇親会も行われず、研究者間の意見交換の場が失われることも問題である。

我预计以后一段时间内外国人只可以对大规模的石窟进行研究调查,预计还是会继续得不到对地区小型石窟的研究许可,在这一点上我无能为力。但是近年来逐渐增加的问题是,由小到大的研究观点会不会消失,是否只集中研究大规模的石窟,这让我很担心。
研究調査は、外国人の場合、しばらくの間は、大規模な石窟のみ調査が可能となり、地方の小さな石窟などの調査は、許可されない状況がしばらく続くであろうと予測している。致し方ないことであるが、近年増えつつあった、地方から中央へという視点が失われることになるのではないか、大規模な石窟のみ研究が集中するのではないか、と危惧している。

 

 

专访策划/常志刚
主编/董慧萍
专访协助/王永蒙、范功庆
编辑/张悦妍
日文翻译/张悦妍
译文校对/桥爪佳子
视觉设计/魏向民
图文来源/CAFA VAII 北京纹样项目专家八木春生